HOME > はじめてのロボット導入 > ロボットの効果

ロボットの効果

労働生産性の向上

ロボットを導入することで、労働生産性を向上させることができます。
労働生産性は、労働量1単位あたりで生産できる成果を数値化したものであり、生産量を労働量(労働者数×労働時間)で割ることで計算できます。
労働生産性を向上させるには、生産量を維持しながら分母の労働者数や労働時間の削減を行うか、労働量をそのままにしながら生産量を増やす必要があります。
ロボットを導入することにより、生産工程に必要な人数が減少したり、24時間稼働等により生産量の増加を実現したりすることができるため、労働生産性を大幅に引き上げます。

<事例：車載電子部品加工工程の完全自動化>
ロボットを導入し、加工機への部品設置と製品の取り出し作業を自動化しました。ロボットで作業を代替したことにより労働者数、労働時間が削減された他、作業者都合による設備停止が無くなり生産量も増加しました。
また、人手作業が減ったことにより品質も安定化し、更にロボット導入前に当工程で作業していた人員をより高付加価値な工程へ配属転換することで会社全体の付加価値が増大しています。

過酷・困難な作業の代替、支援

ロボットを導入することで、これまで人が行っていた肉体的重労働、危険な環境での作業、危険を伴う作業といった過酷・困難な作業を代替することができます。

<事例：熱間鍛造工程のロボット代替事例>
熱間鍛造工程におけるプレス機間の移動を人手作業からロボット化し、高温の重量物の取扱を自動化しています。

ロボットによる新たなサービス

ロボットの導入は単なる省人化を超えて新たなサービスを生み出す可能性を秘めています。
飲食店や宿泊施設での接客ロボット活用やアバターロボットによるおもてなしサービスの他、ビルファシリティでの床清掃ロボット、インフラ業界の保守・点検ロボット、医療業界の手術支援ロボット等、幅広く新しいサービスの試みがなされています。


<具体的事例1：空港におけるロボットサービス導入>
羽田空港でサービス向上、労働力補完のため清掃、移動支援、案内の３テーマに関してロボットを導入。様々なロボットが活躍している状況を創出し、社会課題を解決するショーケースを具現化しています。

<具体的事例2：ビルメンテナンス業務での床清掃ロボット>
ビルメンテナンス分野は高齢化や人手不足が深刻な中、ロボットによる自動清掃により特に労働負荷の高い床清掃を行う新サービスの実証を行っています。